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ここではジーンズの織りについて説明します

 

ジーンズは最初力織機を使い織られていました。力織機はシャトルというものを使い緯糸を打ちむ方法で、生産効率が悪いものでした。第二次大戦以降では革新織機が多く使われるようになり、100m以上の長さ、24インチ以上の幅の生地を織ることができるようになりました。

 

ただし、旧力織機を使った生地は、ゆっくりと空気も含みながら織るため、特有のデコボコや風合いがビンテージジーンズ好きには人気です。このデコボコが色落ちしたときにメリハリがつくとされています。生地端の印となる耳が旧力織機の証としてセルビッチデニムと呼ばれています。

 

ジーンズは通常経糸が横糸の上を2本、緯糸の下を1本、交差させて織ることが多いです。

 

織り方には右綾と左綾があります。ジーンズでは右綾が主に使われています、代表的なブランドはリーバイス、左綾はリーで使われています。右綾の特徴は、穿くほどに生地が締まるため体にフィットしやすく生地がデコボコになりやすいので色落ちは点々になった点落ちというものが見られます。左綾は生地が柔らかくなっていきフラットになるので色落ちしやすく、線のような線落ちが見られます。

 

© 2014 by Shogo Tani.

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