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創世記
1870年~

ジーンズをジーンズたらしめている特徴的なデザインといえば、ブルーデニム、リベット、5ポケット、ベルトループ、ウォッチポケットなどがあるが、ジーンズ特有のものといえばリベットが挙げられる。

 

そのリベットを最初にズボンに打ったのは、ユダヤ人のジェイコブ・wデイヴィス(本名ヤコブ・ユーフィス)と言われている。彼は仕立て屋として働いており、ある一人の客に、たまたまポケットの補強のためにつけたのが始まりだった。

 

補強したジーンズが好評だったのか、いくつかのリベット付ズボンの注文が来るようになった。そして、リーバイ・ストラウス社から買い付けたブルーデニムでも作るようになった。

 

売れ行きが良くなってくると、心配になってくるのは真似されるということだ。デイヴィスは特許を取ることを考えたが、申請が下りる確信はない。そこで、1872年、リーバイ・ストラウス社に連絡をし、代わりに特許を取ってもらうようにお願いをした。権利は折半するとして。

 

特許申請はなかなか下りなかったが、1873年、ついに特許が許可された。

 

 

​リーバイスの躍進

1873年~

リーバイ・ストラウス社が当時売り出したのは、前述したリベットを打ったズボンであった。1873年、リーバイスの顔ともいえるアーキュエイとステッチ(バックポケットのステッチ)が施されたのも1873年のことだった。1877年を過ぎるとオーバーオールズも様々な変更がされていった。まず、XXという呼び方(ダブル・エクストラ・ヘヴィ)を使う事で丈夫なことを強調し、オレンジ色の麻糸を使い、馬がジーンズを引っ張るマークができたのもこのころだ。1886年にはレザーパッチも登場した。1890年にはバックヨークとウォッチポケットが追加された。1905年には左後ろのポケットが追加され、初めて5ポケットジーンズが完成した。

 

生地の仕入先は1922年から現在までコーンミルズ社から仕入れている。

 

仕様としては、サスペンダーとベルトループ両方使える仕様になっているのが特徴的だ。

 

1936年には赤タブが採用された。1937年には隠しリベットが追加され、ポケットのさらなる補強が施されるとともに、馬具を傷つけない配慮もなされた。逆に廃止されたものは、1942年バックシンチと股リベットがあった。股リベットは当時のリーバイ・ストラウス社の社長がキャンプファイヤーを囲んでいるときに、火の熱が股リベットに映ってしまったため廃止したという逸話が残っている。

 

 

第二次世界大戦期

1942年~

第二次世界大戦中はあらゆるものが節制された。それはジーンズにもおよび、バックシンチの廃止、ボタンフライを汎用品に変更(ドーナツボタン)リベットを銅メッキ、後に廃止、アーキュエイトステッチの廃止、代わりにペンキステッチに変更された。名をS501XXとした。

 

 

 

終戦後

1946年~

調査中 ファッションとしての台頭

 

 

 

LEE

1946年~

Wrangler

1946年~

参考文献:完本ブルージーンズ

© 2014 by Shogo Tani.

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